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HIDバラスト換装(83950km)

昨年夏より動作不調のLoud(88House)社製 HIDバラスト。
一度点灯すると、問題なく点灯し続けるのだが、最初の点火にコケる。
様子を見ていたのだが、バーナが完全に冷えている時としばらくバーナを点灯し消灯後の再点火の際に必ずコケる。
点火する際にバーナが要求する電圧(ないしは電力)を供給することができずに、点火に失敗するようだ。
一度点灯すると問題なく点灯し続けることから、どうやらイグナイタが壊れたっぽい。

ジャンク品の同じHIDバラストを入手して、2個1しようとしたのだが...分解してみたところ


動作不調のLoud(88House)社製 HID(青)バラスト


今回入手した小糸製作所製 HIDバラスト

不調に陥ったバラストは、イグナイタと思われる回路上の黒い箱に、スパークが走った後があった。

小型化・安価に実現しようとして、耐久性に難があるようだ。
おそらく、バーナ側に劣化等発生せず要求電圧(電力)が予想通りであれば、耐久性に問題が発生しないのだろう。が、なんらかの原因で、要求電圧(電力)が増加したり、絶縁性能が劣化すると、バラスト回路がパンクするように見える。

これでは、新品の同製品を購入しても期待薄(そもそも、結構いい値段がするし)。

ということで、自動車メーカ純正装着HIDとして採用されているバラストを流用することを考えた。
HIDも純正装着されるようになって、相当の年月が経つ。
オークションなどを見ても、廃車から取り出したと思われるバラストが、手ごろな値段で多数出品されている。

確実に動作してくれるならば、加工しやすいものがいい(加工しやすいかどうかは、バラストの中にイグナイタも内蔵されているほうが、端子の交換加工は容易である(最近の自動車メーカ採用品には、ソケット内部にイグナイタが仕組まれているものがある)。また、最新のHIDの中には、水銀を一切含まないバーナがあり、水銀フリー仕様のバーナ用バラストは、通常のバラストと要求仕様が異なる。端子の交換加工では既存のHIDを点灯できないかもしれない)。

ということで、今回入手したのは、日産 ステージア(34らしい)のHIDバラスト。小糸製作所製のもので、通称2世代目モデルと言われるもの(他車種では、日産 シルビア(S15)やスバル レガシィなども採用していたようだ)。


小糸製作所製 HIDバラストのコネクタと配線


バーナのアース配線

自動車メーカ純正装着HIDのバーナは、D2S/D2R形状のソケットを利用している。
通常は高圧側2本の配線だけなのだが、さらに2本の緑色の配線がある。
どうやら、ソケットにバーナが装着されたかどうか、検出するための配線のようだ。

D2S/D2Rソケットを採用しているため、Loud社製のような配線上のコネクタは存在しない。
配線上のコネクタは、防水と高電圧の絶縁を重視しているため、通常のギボシ端子ではまずい。
が、このコネクタの入手が困難なのだ。
通販で購入すれば良いのだが、オスメス1セット350円程度のものを2セット購入しようとすると、送料や振込料やらで、2000円近く!なってしまう。困った。
というわけで...ジャンクと壊れたバラストから、高圧側の配線を取り出し、半田付けと念入りな絶縁処理で済ませることに。

HIDのバーナは、交流電流で点灯している。
なので、配線に極性はない。
ないのだが、実はあるのだ!

矛盾した説明だが。

ご存知の通り、現在の車は、ボディをアースとし、+12Vの直流にて大抵の電装品を動作させている。
HIDも低圧側は、その通り。
HIDの高圧側は、最大25000V程度の交流なので、関係がないように見えるのだが。
実は、バーナの片側の配線をアースとし、もう片側の配線に最大+25000V~-25000Vが掛かる仕組みなのだ。
そして、バーナを良く見てほしい。
バーナのガラス管近辺(ガラスの外側)に、片側の電極へ伸びた配線(写真(右)のバーナ部分の緑色矢印)あるはずだ。
この配線が接続された電極が、アース側なのだ。

もし、こちら側に最大+25000V~-25000Vを掛けてしまうと。
ボディ(アース)とこの電極に繋がる配線の間で放電してしまい、バーナが点灯しない場合がある(放電しなければ点灯すると思うが、かなりの確率で、ボディとこの配線の間で放電すると思われる)。

なので、バーナに繋がる配線には、アース側が存在するのだ(大抵、そちら側の配線皮膜は薄いことが多い)。
同様に、バラスト側にもアース側が存在する。
今回のバラストでも、配線皮膜の厚みが異なっていた。


加工済み(上)と未加工(下)

端子の交換加工を行う際の注意点は、極性を間違えないことと、高圧側の配線上で放電しないように絶縁に注意を払うこと。
今回は、高圧側の配線接続に対して念入りな半田付けを行い、耐電圧50KVの熱伸縮チューブと絶縁テープを用いて対策を行った。
低圧側は、極性を間違えないこと。間違えると、バラストを壊す可能性が高い。

端子の交換加工が済んだら、車上にてテスト。
問題なく、一発でバーナが点灯。
点灯レスポンスも良く、問題が解決された。
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早いもので、E36型318isに乗って、10年になりました。

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