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ドア内張の張替【後編】(96900km)

自分で内装を張り替えてみようと、作業を開始した。
下調べをした際にも、大変な作業であることは分かっていたのだが。
やはり。
実際にやってみると、とんでもなく大変であったのだ(泣)


切り出したパンチングアルカンターラを内装ボードに載せて、シミュレーション さぁ、2日目。
今日は、布を裁つところから。
失敗は許されない^^;

設計どおりに大きめに切り出したら、内装ボードの上に載せて、貼り付けシミュレーション。
大きさは良いようだが、とってもじゃないが、綺麗に貼れないぞ(泣)
皺がよらないようにすることが困難なのだ。

糊をつける前に、よくシミュレーションしておく。

ちなみに、内張りボードから貼り付け部分のボードを剥さないのは、強力に接着されているから(実は2枚重ね構造なのだ。)
容易に剥がれる車の場合は、剥した方が良い。
が、E36型クーペの場合、前後とも剥がれるような構造にはなっておらず、きっちりくっついている。
これを無理やり剥すと、素人には再びしっかりと接着できそうにない。
プロの方も、剥がれない場合には、無理に剥さないそうだ。

一部、マスキングテープを貼ってあるのは、この後、スプレー糊で糊を塗布するため。
(糊が載っては困る部分を新聞紙でしっかりくるむ。この作業で手を抜くと、(泣)を見る)


まずは平面部分が多いBピラーで練習 覚悟を決めて、貼り付け作業に入る^^;
まずは平面が多くて簡単そうなBピラーに貼ってみる。

布を裁ったら、Bピラーのビニールレザーの表面にワイヤーブラシで傷をつける(足付けと言います)。
この作業で、ビニールレザーの保護幕を剥し、糊がしっかりと載るように足場を作ってやるのだ。
この作業も手を抜かないように。
剥がれの原因になる。

写真上に映っているスプレー糊が、今回用いた厚手シート貼り付け用接着剤。
DIY店などで売っている。

糊を塗布するまえに、こちらにもマスキングをしておくこと。


まずは、布地に糊を仮塗りし、その後、本塗りする さて、本当に糊を塗布しよう^^;
#なにせ、すべてが初めてのことばかりで、覚悟が要る(爆)

まずは、布に薄く糊を塗布し、乾かす。
布に糊をいきなり厚く塗布すると、布が吸収してしまい、バリバリになってしまう(泣)
そこで、まずは目止め目的で、軽く糊を塗布し、乾かすのだ。
その後、布と板に糊を塗布し、指に着かない程度まで生乾きまで乾かす。


作業に余裕が無く、写真一切なし^^;

いや、ホント。
皺が無いように貼り付けようとしたら、一気に仕上げなければならない。
時間との戦い。
おまけに、新しい布の表革に糊がくっつかないように作業しなければならない。
しかも、剥がれないように、指で押し付けながら、だ。

パンチングアルカンターラが貼り付けられたBピラー こちら、完成品のBピラー。
思った以上に上手く出来た(と、本人は思っている^^;)

大きめに裁った布は、裏側に織り込んである。
余るところは、切除した。

難しいのは、ピラー下部の足となる部分で。
どうやっても1枚の布で貼ることは出来ない。
仕方ないので、切り継ぐのだが。
どう切り継げば、継ぎ目が目立たないのか、試行錯誤してしまった。

よく乾燥させたら、最後にシートベルト金具がスライドするための穴を切り欠く。


作業に余裕が無く、写真一切なし^^;

今度は、ドアとリヤサイドの内張りを貼る。
要領は同じ...だが、そんな簡単に行かない(泣)

今度は、凹部分に貼り付けるのだ。
凸部分に貼り付けるならばともかくも。
凹部分にしっかり貼り付けるのは難しい。

プロの方からは曲面から貼り付けるように、とのアドバイスを頂いた。
だが、相手はほとんど伸びないアルカンターラ。
しかもパンチングされているために、下手に引っ張ると、見るも無残な有様になってしまう。
皺がよらないように、色々試行錯誤したのだが。
そこは素人の悲しき技術。
どうやっても、布が余ってしまう。

泣く泣く、切り欠いた(プロは1枚で仕上げるのだろう)。
そうすると、今度は継ぎ目の処理が必要。
どこで切り欠くか?
切り欠く場所を間違えると、綺麗に貼るつもりが、まったく貼れやしない(泣)
試行錯誤の連続。
そうこうしているうちに、糊が完全に乾いて、張り付かない(泣)
再びスプレー糊を塗布するのだが、表革に付着しないようにスプレーしなければならない。
もう、大変なことに。

本当に泣きそうになった!

なんとか貼り付けることに成功したら。
今度は乾かして、余分なところを切る。
この切る際にも、織り込む部分の大きさを考慮しながら切り欠く必要がある。
十分計算した上で切り欠いたはずなのだが。
織り込んでいったら、角が足らなくなる寸前の箇所が続出(泣)
なんとか織り込むことに成功したものの。
出来はイマイチ...(泣)

完成した内張りパネル4枚 そんなこんなで、内張り4枚のパネルが完成した。
写真では、綺麗に貼れているように見えるが。
間近で見ると...キャー(> <)

それでも、貼り換える前よりは、ずっといいか^^;

実は、貼り付け開始からここまで完成させるのに、丸2日!
本当は1日で完成させるつもりだったのだが。
結局、ここまで行うのに丸3日かかってしまった。

新品は、プレスマシンで一気に仕上げるのだろう。
10万円を越す価格も納得...orz


今回用いた接着剤達 こちらが、今回用いた接着剤達。
真ん中の2本の缶が、布を貼り付けるのに用いたスプレー糊(銘柄が異なるのは、途中で買い足したために、同じモノを揃えられなかった)。
右端の万能接着剤は、部分的な剥がれに対応するために用いてしまった(> <)
さて。
左の2本だが。
コニシのボンドG17は、良く見かけるゴム系接着剤。
しかしながら、この接着剤ではビニール系のモノを強力に貼り付けることが難しいのだ。
実は、フロントドアパネル裏側の黒い固定プラスチック(ドアポケットを含む)は、ABS樹脂で出来ており、普通の接着剤では、簡単に剥がれてしまうのだ。
そこで、GPクリアーのようなビニール系専用接着剤の登場となる(GPクリアーはABS樹脂もOK)。


各固定部品がしっかりとついたフロントドア内張り さて、今日は4日目^^;
内装パネルを車体に組み戻そう。

まずは、こちら、各固定部品がしっかりと貼りついたフロントドア内張り。

ABS樹脂をしっかりと貼り付けるには、ワイヤーブラシを用いてABS樹脂及び対応する貼り付け面に傷を付け、足付けを行う。
その後、専用の接着剤をABS樹脂側にまんべんなく塗り、一旦、生乾きさせる。
指で触ってもあまりくっつかない程度に生乾きしたら、パネルに貼り付け、しっかりと押さえつける。
5分間程度は押し付けよう。
その後、クリップや重しを用いて、24時間程度乾かす。

そうすれば、今度はしっかりくっついているはずだ。


各固定部品がしっかりとついたリヤサイド内張り 準備が整ったら、ドア内張りを外そう。
こちらは、各固定部品がしっかりと貼りついたリアサイド内張り。
こちらの固定部品は、紙?のような素材で出来てたため、ボンドG17を使用。
足付けと接着剤の生乾き、そして貼り付け時の強力な加圧は、上記と同じ。

ちなみに、これらの固定部品。
パネルに簡易的な固定位置があるだけで、正確な貼り付け位置が分からない^^;
おそらく、製造時には治具で正確な位置が出るのであろう。
仕方がないので、接着の跡を見ながら、位置を調整した。
本当に、車にこのボードが貼りつくのだろうか?不安...


内張りが組み戻されたフロントドア こちらが、内張りパネルを組み戻されたフロントドア。
幸いなことに、各固定部品の貼り付け位置は正しかったようで、きちんとドアに張り付いた。

写真上では、違和感無く見える^^;


内張りが組み戻されたリヤサイド こちらが、内張りパネルを組み戻されたリヤサイド。
幸いなことに、こちらの各固定部品の貼り付け位置は正しかったようで、きちんとリヤサイドに張り付いた。
ふぅ~^^;


内張りが組み戻されたBピラー こちらは、内張りが組み戻されたBピラー。
見た目の違和感、なし?^^;


完成した内張りをリヤシートから見てみる ドアを閉めて。
リヤシートから前に向かって、内張りを見たところ。


完成した内張りを横から見てみる こちらは、ドアを閉めて、横から見たところ。
まずまずの出来?


完成した内張り(運転席まわり) 最後に、運転席まわりの出来具合。
細かい出来には、相当数の問題箇所があるのだが^^;

素人が初めて貼ったにしては、十分な出来か?

この状態が何年保持出来るだろうか?
ちょっと不安が残るのだが、実用に耐える仕上がりだと本人を説得して、4日間の作業を終えた。


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早いもので、E36型318isに乗って、10年になりました。

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